あっぷるてぃー
オリジナル4コマ漫画ブログ!

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じゅうじどー なぎと

Author:じゅうじどー なぎと
誕生日:1月
血液型:O型
出身地:九州
ご趣味:パチスロ・音楽鑑賞・漫画描き

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現在、拍手&コメントは閉鎖させて貰っています。



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妖幻館 番外編1-雨ノ蜃気楼-

ザザー・・・パシャパシャパシャッ
ギィィィィィィィッ・・・ガタンッ!


激しい雨の降る中、アナタは雨宿りできる洋館を見つけそこに走りこみ、
思わずドアを開けて入り込んでしまった・・・
そこには一人がタオルを持って待ち構えていた人が目に入った。


「(営業スマイル)初めましてお待ちしておりました。私の名は漆黒と申します。○○様ですね?こちらへどうぞ。」

コツコツコツ・・・

「え?何故ここにアナタが来るのがわかったのかと?ふふ、そうですね・・・人間がこういう場合に使う言葉で『偶然』とよく申しますね。幸い降り始めで良かったですね、それでも少しは濡れたようですこのタオルをお使い下さい。」

案内された場所に上品なテーブルと椅子が置かれている。

「この時期の雨は体にさわります、暖かい飲み物でもどうぞ。」

カチャッ・・

寒い雨に冷えきった体に暖かい飲み物が染み込んでほっとする。

ザザー・・・

雨は相変らず止む気配もなし、余計に降り方が激しくなって当分止みそうにない。

「この雨だと移動は危険ですね・・・どうでしょう?幸いお部屋は数ございますし、今晩ココにお泊りになられてはどうですか?」

アナタは漆黒の好意に甘える事にして一晩泊まる事になった。
アナタは漆黒の案内で1つの部屋に入った。


「お風呂はここから出て右の突き当たりです・・・着替え、タオルなど必要な物はそちらへ揃えてありますので・・・それではごゆっくり・・・」

ギィィィィィッ バタンッ・・・

とりあえずアナタは濡れたままの格好では気持ち悪いので早速お風呂に入る事になった。
お風呂場は大浴場並に広い、ようやく湯船につかりほっとしていると・・・


・・・チャプン・・・

自分とは違う方向から水の音がする・・・

ザァーザァ

水が動きながらこっちの方向に近づくのがわかる。

「あら?他にもお客様がいらしたのね・・・」

一人の女性がアナタを見て言葉を発した。
アナタはしばらくその女性と会話をしたのち風呂から上がり、自分の部屋に戻って行く途中の廊下でまた人の影が見える・・・


「・・・今晩は・・・」

風呂場で見た女性とは又違う女性がアナタを見て挨拶をしてきた。
女性はニッコリと笑うとすれ違っていった・・・
旅の疲れかアナタはベッドにもぐりこむとすぐに眠りに落ちた・・・


・・・ボソボソボソ・・・

貴女の耳に人が囁く声が聞こえる・・・

・・・ボソボソボソボソ・・・

アナタはその声を遮断するように深く布団をかぶったが・・・

・・・ひそひそひそひそひそひそひそ・・・

声は先ほどよりはっきりと聞き取れた。
アナタは勇気をだしてそーと目をあけ確認しようとした瞬間・・・目を開けても暗い闇
・・・窓もあり多少の光が入るはずなのに・・・
1寸も見えぬ暗い闇。アナタは慌てて電気をつけようとしたその手に誰かが触れ反射的に
触れられた手に目をやると・・・

そこには・・・暗闇に浮かぶ





目



・・・緑の目玉が2つ・・・

パチンッ!

慌てて電気のスイッチを入れるとそこには・・・小さな女の子が一人いた。

「うわぁ!ビックリしたぁ!人がいたんだぁ!ボク部屋間違えたみたいだね・・・ごめんね、おねぇちゃん。」

ペコリと頭を下げると小さな女の子は部屋を出た。
アナタはよくやく安心して眠りにつき無事朝を迎えた・・・


「おはよう御座います、雨も止み移動できるようですね。」

朝ご飯の食事を並べながら漆黒は笑顔で言った。アナタは昨夜起こったことを漆黒に話した。

「え?昨日二人の女性と小さな女の子に会ったのですか?」

漆黒は首をひねってこう告げた。

「昨夜、お泊りのお客様は○○様しかおられませんけど・・・?」

アナタは慌ててその洋館を後にした。漆黒はそれを見送った。

「ふふ…ようやくお戻りになられたようですね。
本当のアナタ様は今、PCをしておられてマウスを握っていますから。」




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妖幻館 第七話 White Heart ~雪~ 聖夜編

三田は忙しい合間を縫って、週末のレクリエーションの為に病院に来ていた。いつものベッドに冬麻君がいない…
聞きたいのを堪えて皆に手品を披露する。
そのあとすぐに看護婦さんに聞いてみた。
「冬麻君は運よく臓器提供者が見つかったので手術の為に海外に先週から行かれたようですよ。」
看護婦は三田に1枚の紙を渡した。
「冬麻君、三田さんの事が心残りで手紙を預かっていたんです。」
 
おじさんへ
いきなりいなくなってごめんね。
じつはねぼく、25日にしゅじゅつができることになったの。
けど本当はこわい 
だけどずっと前におじさんが言っていたよね?
『体がなおったら、おじさんがとくべつなまほうを見せる。』って
だから、ぼくがんばる。なおったら、ぜったいに見せてね!

冬まより

「…冬麻…」
25日 冬麻の手術日
その日はいつもより寒い日だった。
三田は病院へ向かう途中だった。
病院前にある信号が青になり渡ろうとした瞬間!

キッキィィィィィィィィィィッ
ドッゴン!
ガッシャァァァァン!

三田はそこから意識が薄れていった…
…子供達皆が…私の…手品を待っている…
冬麻も…手術で…頑張っている…のに…

三田は白い世界に一人いた。
「ここはどこだ?私は何を…?」
三田の前に突如人が現れた。
「おじさん…」
「?!冬麻君!!」
そこには冬麻が立っていた。
「おじさん…これに乗って。」
目の前にトナカイ2匹とソリがあった。
「これは…?」
冬麻は笑顔で言った。
「おじさんはサンタクロースなんだよ、僕ずっと前から知っていた。」
「私がサンタクロース?あれは作り話ではないのか?」
冬麻は首を横に振る。
「サンタクロースはいるよ!だって僕にとってのサンタクロースはおじさんだもん。」
三田の目の前で光が高速で動いているような感覚が襲う。
「!!」
今はっきり思い出した!
私は確かにサンタクロースだった。
サンタを信じている子供達にプレゼントを配っていたのだ…
だが最近の子供はすっかり信じなくなり、私もサンタとしての能力も記憶も薄れていったところにあの妖幻館へ行ったのだった。
三田は記憶を思い出した途端、服は赤の服に大きな袋、体もふくよかになった。
これが本来の三田の姿だったのだ。
「行こう、サンタクロースのおじさん!」
サンタクロースはソリに乗った。ソリは空へ空へと舞い上がる。
下を見下ろせば1つ1つの家が放つ暖かい光の洪水。
「わぁ…綺麗だぁ…」
冬麻は下を見下ろして言った。
「冬麻君…約束の魔法を見せてあげるよ…手を上にかざしてごらん。」
冬麻が言われた通りに手を上に向けた。
冬麻の手から白い雪のように地上に舞い散る。
「うわぁー凄い!」
その地上では面白い事が起こっていた。
「クリスマスに雪が降るってホワイトクリスマスじゃん!」
「んーだけどこの雪…おかしくないか?雪なのに暖かいぞ?」
「本当だ…」
その暖かい雪に気づき思わず空を町の人は見上げた。

シャンシャンシャンシャン…

「ママ~サンタさんがソリで空飛んでるよー」
「ママには見えないだけど…?」
サンタの姿はサンタを信じる子供にしか見えないようだった。
冬麻の降らす雪は全世界に降り注ぎ…暖かい雪が世界を包んだ。
何故かその雪を見ると皆暖かい気持ちになり…
戦争している国もその日だけ争いをやめて喜びの歌を歌う。
災害で辛い思いしている人々には生きる勇気を…
飢餓で苦しんでいる国には雪が食料に変った。

『世界中皆が友達で仲良くなれますように。』


サンタクロースの魔法で冬麻の願いは叶ったのだ。

次の日…
三田は病院のベッドに…
冬麻も外国の病院のベッドに…
「あれは夢だったのか…?」
ふと自分に握られている手を見たそこには…
昨日降った雪が溶けずにヒトカケラだけあった。

暗い書斎室の中弱弱しくついたランプの元にある机の本が…
…パラパラパラ…パタン…
白いハートが漆黒の手に中にあった。

「貴方の心に暖かい雪は届きましたか?」
ボーンボーンボーン…
「それでは皆さんにメリークリスマス!良い聖夜を…」





妖幻館 第六話 White Heart ~雪~ 前夜編

世界中皆が友達で仲良くなれますように。』


立派に飾られたクリスマスツリーに何故か七夕のように1つだけ願い事がぶら下がっていた。
「冬麻君、ツリーは七夕じゃないのよ?」
「ボク、プレゼントより願い事をサンタさんに叶えて欲しいんだ。」
病室の白いベッドの上で看護婦さんに笑顔で冬麻がそう答えた。

「ここは深い森の中にある妖幻館という館で私は館の管理をいたしております漆黒と申します、ここには貴方の欲しい物をなんでも取り揃えております。お金はいりません欲しい物があれば紙のハートの切り抜きを出して貰えれば…それだけでいいですから。」
…コンコンッ…
「おや?早速お客様がいらっしゃったようですね…」
ギィィィィィィッ…
「ここが妖幻館ですか…?」
随分とやせ細ったご老人が来ましたね。
「えぇ、そうですけど…?ご希望はなんでしょうか?」
「実は過去の記憶がなくて、それを思い出す方法がないかと思い尋ねたのですが…」
ご老人はカバンの中から何かを取り出そうとした。
「アナタの場合、ハートの切り抜きの提出は不要ですよ。もうすでに貰いましたので。」
「え?誰からですか…?」
「アナタを強く思う方からですよ。」
私は住所と地図を書いた紙をご老人に渡した。
「この場所でならアナタを待ち望む方がおられますので…そこへ行ってみて下さい。」
ご老人はその紙を見ると妖幻館を後にした。

「これから起こる出来事は視覚でなくアナタの心で感じて下さい。」


老人は地図を頼りに病院の前に来ていた。
「この病院でわしを待ち望む人がいると…?」
老人は半信半疑で病院の中へ入り受付の人に問いかけた。
「あの…とある方からの紹介で来たのじゃが…」
「貴方は三田 供朗さんですね?それじゃ案内させてもらいますね。」
三田はその人に案内され、少し大きなドアを開ける。
「ここは小児科で週に一度レクリエーションで三田さんの手品を楽しみにしていたのですよ。」
目の前には子供達が三田を見ていた。
「おじぃさん、早く手品を見せて~」
子供達が三田を見て騒ぐ。
「よしよし、今からおじぃさんが手品を見せるからね。」
三田の見せた手品はどれも驚かせるものばかり…一緒に付き添っている看護婦まで思わず歓声をあげるほど…三田の手品は素晴らしかった。
それから三田も子供達も週に一度のレクリエーションが楽しみで仕方がない…そこから仲良しになった子もいて三田はちょっとした子供のアイドルになっていた。
三田はいつものように手品を披露して、休憩室でお茶を飲んでいたところに…
「三田さんですよね?初めまして、私達は冬麻の両親です。三田さんにどうしても話しておきたい事がありまして…」
神妙な面持ちで三田を見ていた。
「なんでしょう?冬麻君の話でしたら是非聞いておきたいですな。」
冬麻の両親はお互い顔を見て頷くと、二人とも席に座り話だした。
「冬麻の病気は拡張型心筋症という心臓の病気で心臓の筋肉収縮力の血液を送り出すポンプ機能が落ちるという病気です。治療方法は心臓移植しかないけど、日本でやるのはほぼ不可能ですので海外でやるしかないのです。」
その後を父親が継いだ。
「…その為には膨大なお金がかかるので、私達で募金活動をしてなんとかしているのですが…」
突然、三田が立ち上がった。
「私もその募金活動に協力させてもらえますか?断っても協力します!」
冬麻の両親は驚いた表情で三田を見ていた。

それから三田の活動は始まった。
世間の手品ブームのお陰で三田に仕事が殺到。毎日忙しい日々を送っていた。そんな忙しいのにも関わらず週末のレクリエーションもかかさず来ていた。
そんなある日…
三田はツリーに1枚だけある紙が目に付きを手にとって読んでいた。
『世界中皆が友達で仲良くなれますように。七せ 冬ま』
「せ」と「ま」はまだ習っていない漢字なのかひらがなと漢字の混じった名前をかかれていた。
「おじぃさん…それね…ボクの願いなんだよ。」
三田の後ろに冬麻が立っていた。
「冬麻君はプレゼントでなく何故願いを…?」
「織姫や彦星よりもサンタさんの方が身近にいて願い叶えてくれそうだから…」
その時の冬麻の笑顔が彼の最後の姿だった。

White Heart ~雪~ 聖夜編へ続く





妖幻館 第五話 後悔

「今日は妖幻館の管理人の漆黒様はとある場所まで仕入れで留守ですから代理の私が勤めさせて貰います。私の名前は闇姫。以後宜しくお願いしますの。漆黒様が扱うのは『物』ですけど私は『動物』を取り扱っておりますわ。」
…コンコンッ…
「早速、お客様のようですわ…」
ギィィィィィィッ…
「ここかね?何でも欲しい物が揃うという妖幻館というのは?」
「左様で御座います、ご用件はなんでしょうか?」
60代後半の男性の方で知的で少々消毒臭いですけど。
「実は友人に必ず届けて欲しい物がある…だが住所が解らない上に生死も不明・・・せめてその友人の生死だけでも知りたいのだが。」
「その方の写真ありますか?」
男は1枚の古めかしい写真を差し出した。
「ではお預かりいたします、届けて欲しいものとかなんでしょうか?」
小さな容器と手紙があった。
「この二つを届ければ宜しいのですね?」
「本当にそんな事ができるのかね?」
「えぇ…それがお客様のご希望であれば…ではこの品物を届ける為に伝承鳩なんてどうでしょう?」
「伝承鳩?」
「今日は主人の漆黒様はおりませんの、代理の私が取り扱うのは『動物』ですので物を運ぶのは空を飛べる鳩がご都合が宜しいかと…それに私の扱うこの鳩は必ず品物をお届けする優秀な鳩なんですのよ?(ニコッ)」
「確かにそうかもしれん。」
「ではこの紙にご自分のお名前をご記入下さいませ。」

男性に1枚の紙と羽ペンを渡して、男性は自分の名前を書いた。

五反 里吉(ゴタン サトキチ)

(お名前を書いた紙が・・・私の目から見て灰色に変化しましたわ・・・)

男性に伝承鳩の羽を1本渡した。
「どんな時でもその羽を手放してはなりませんよ。」
「…解った。」
男性はかなり渋い顔をして妖幻館をあとにしました。

「動物とは人の心に敏感なんです、その後の彼の様子を拝見させて頂きますわ…うふふ…」


男性は1本の白い羽を見ながらとある病院の前まで来て病院に入る前にその白い羽を自分の財布の中に大事にしまった。
「五反先生…午後の検診の方お願いします。」
一人の看護婦が男性を見て言った。
「あぁ…そうだったね…すぐ行く。」
彼の職業は医者のようだった。目まぐるしい忙しさをやっと終え彼は自分の家に帰った。暗い部屋に電気をつけ1枚の写真を見て呟いた。
「井村…今頃どうしているだろうか…会って謝りたいが…君はどこにいるのだろう…」
それは数十年前に遡る…まだ二人ともヤンチャなガキの時代。
二人はいつも一緒に遊んでいた。二人とも何故か植物に興味を持ち、野山へ行っては植物を摘んで本に挟み大事に取っていた。
「これって躑躅(つつじ)?躑躅ってさーほらっこうやって摘み取ってその茎を吸うと甘い汁が出るんだ。」
「この蜜が美味いよね…」



躑躅


ある日、二人は些細な事で喧嘩をしてその日お互い頑固で謝る事もなく

・・・次の日・・・空襲を告げる意警報が鳴り響き・・・自分達が見慣れた風景が街が焼け野原になり・・・

それから二人は出会う事無く数十年の月日が流れて五反は何故その時に謝れなかったのか…ずっと後悔し続けていたのだ。五反そんな昔の出来事を思い出しながらオフで何となく町をフラフラと歩いている時だった…
ドカッ!
若い男が当たってきて…そのまま過ぎ去ってしまった…
「…全く最近の若者は…」
当たった肩をさすり自分の持っていた荷物を拾おうとした時…自分の荷物がない…

その荷物の中には自分の財布もあるのだ。
「ひったくり!ひったくりだ!誰か捕まえてくれ!!」
五反は慌てて追いかけるがもう姿も形も見えない。
「あの荷物の中には…大事な白い羽が!」
その時である…街にいた鳩が一斉にある場所に集まっている。

五反はそれを不思議に思い走って現場を見た。

驚いた事に鳩がさきほどの荷物をひったくった若者を突付きまくっていたのだ。
「いててててっ!!なんだこの鳩の群れは?!」
男はたまらず荷物を置いて逃げてしまった。五反は荷物の中の財布の中身を確認ちゃんと白羽があって安堵した。
五反は相変わらず忙しい毎日を送っていた。

ある日…郵便受けを見てみると1通の手紙があった。名前を見てみると井村からの物だった。

五反は慌てて手紙の中身を出し読み始めた。

五反 里吉様
今、私はアフリカのとある小さな村で医者をやっています。

この地は不衛生で満足な食事もなく最近は原因不明の伝性病が

流行って村事態が危険な状態にありました。
五反君が送ってくいれた小さな容器に入った「躑躅の蜜」のお陰で

この村の伝染病の特効薬が出来て1つの村を危機から救ってくれた。

有難う本当に感謝しています。

今度、日本に一時帰国するのでその時に会って話をしたい。

それでは五反君の再会を心待ちにしてます。


五反はその手紙を読み終えた後涙が止まらなかった。
約束の日…二人の数十年ぶりの友人との再会に五反の後悔もやっと消えるのであった。


パシャン…
水鏡が波をうちやがてまた波紋が収まった。
「彼の思いが伝承鳩を通じて奇跡を起こしたようですね。動物は人の心をいつも見抜いているのですよ。」
ボーンボーンボーン…
「柱時計が0時を示しましましたわ…それでは縁があれば御機嫌よう…」



妖幻館 第四話 タロットカード

「ここは深い森の中にある妖幻館という館で私は館の管理をいたしております漆黒と申します、ここには貴方の欲しい物をなんでも取り揃えております。お金はいりません欲しい物があれば紙のハートの切り抜きを出して貰えれば…それだけでいいですから。」
…コンコンッ…
「おや?早速お客様がいらっしゃったようですね…」
ギィィィィィィッ…
「ここが何でも欲しい物が揃うという妖幻館?」
小学高学年の女の子が来ましたね。
「えぇ、そうですよ?例の物を出して頂ければご要望の品を取り寄せますよ?」
彼女はハートの切り抜きを出してきた。
(色は桃色で形も綺麗ですが…よく見ると気がつかない程度ですが破れていますね。)
「じゃ早速!絶対に当たるタロットカード…とかないよね…」
「(営業スマイル)勿論ありますよ。」
「えぇーホントに?」

1組のタロットカードを彼女の前に置いた。



タロットカード

「うわぁー凄い綺麗!今クラスで自分で占うの流行ってタロットカード欲しいけど結構高いでしょー?ここだとただで手に入るから来たんだけど、本当に手に入っちゃた~♪」
「1つだけお約束して貰えますか?」
「ん?なになに?」
「絶対に自分に関する占いはこのカードではしてはいけません。それだけお守り下さい。」
「解った!解った!じゃぁね!」
彼女はスキップするように妖幻館をあとにした。
「どんな物も使用する者の使い方次第です…その後の様子を見学と行きましょうか…ふふふ…」

彼女は次の日早速、例のタロットカードを学校の休み時間に出して友達を占っていた。
「みぃちゃん…今日学校の帰りコース変えた方がいいかも…タカリにあうよ。」
「えー葉子ちゃん、それ本当?」
「占い信じるならそうした方がいいよ。」
「解ったそうしてみるね。」
次の日みぃちゃんと同じ帰り道の子がタカリにあったと知って、葉子の占いが当たった事が話題になっていた。
「俺のも占って!」
「僕も!」
「私が先よ!」
「先に予約したのアタシよ?」
「順番に占いから並んで並んで!」
葉子の占いは瞬く間に学校中の評判になり…占って欲しい人が休み時間のたびに殺到していた。

ある日の学校のホームルームの時間だった。
「最近、占いで学校中の騒ぎになっているようだが、占い類の道具の持ち込みは一切禁止だ。見つけたら没収だいいな?」
占い道具禁止命が発動されてしまった。
それでも占って欲しい人が後をたたなく、放課後にこっそりと占いようになった…
「えっと…徹ちゃん…自転車で転倒して怪我するみたいだから今日は自転車で移動しない方がいいよ…」
「ホントかよ?!」
「怪我したくないなら乗らない方がいいよ…」
バタンッ!!!
「お前たち何をしている…葉隠…それは占いの道具じゃないか…持込は禁止だと言ったはずだろ?没収だ!」
「放課後だしここ微妙に学校の敷地じゃない場所だからそれは無効だよ先生!」
一人の男の子が先生の前に出てきた。
「今のうちに逃げろ!」
蜘蛛の子を散らすように皆逃げて行った。
「こらぁ!待てお前たち!!」
叫んだがもう生徒は一人もいなかった。
その夜…葉子はその男の子が気になって寝付けなかった。
次の日…
「昨日はかばってくれて有難う。水城君」
「だって葉隠の占い当たるし、ずっと占って欲しかったし、当然だよ。」
それからというもの葉子は水城といる事が多くなり…何かと意識しだすようになった。
「葉子?何をしているの?」
「何って見れば解るじゃない!バレンタインのチョコ作りよ!」
「それじゃ折角のチョコが固まらなくなるわよ?」
「いいの!想いがこめられていたら!!」
来る日も来る日も2月14日に向けて葉子はチョコ作りに専念していた。
「できたー!」
少し形がアンバランスなハート型のチョコが出来上がっていた。葉子はやっと寝ようとしてベッドに潜ったが…気になって眠れなかった…
…水城君、受け取ってもらえるかな?…告白したらOKもらえるかな?けどもしダメだったらどうしょう…もし好きな人が他にいたらどうしょう…
思えば思うほどダンダンと悪い方向へ考えてしまう…
ガバッ!!
葉子は不安をぬぐうためにタロットカードに手を伸ばし水城君が自分の事をどう思っているのかについて占いをしてしまった…
出たカードが…
「悪魔」「死神」「塔」「愚者」「恋人」「審判」
葉子はハッと我に返った…
「そういえば自分の事で占ってはいけないって言われていたけど…結果最悪じゃん…」
突然カードからそれぞれの絵柄の人物が飛び出した。
「わぁぁぁぁ!」
葉子は驚いて腰を抜かす。
今いる場所は塔の最上階…雷が鳴り響く中
審判「さぁ…今罪を犯した者に審判をします。」
恋人「貴方は恋人同士になるのは無理です。」
死神「そうそう…こういう風になるのさ!」
死神は鎌で恋人同士を引き裂いた。
愚者「アンタはバカだねぇ…けけけ」
審判「判決を言い渡します…貴方は死刑です。」
悪魔「ほら、死刑だとさ…お前の魂貰っていくぜ。」
「そんな!そんな!一度の約束破ったぐらいで!」
審判がギロッと葉子を睨む。
審判「絶対に当たるカードなどそれなりのリスクを背負ってもらう事になります…貴方はそれを破った事でその力を開放してしまったのです、その力を鎮めるには貴方の魂で鎮めるしかありません。」
「やだ!やだ!やだよ!おかぁさん助けて!!!」
彼女は暗い闇の中に溶け込んでいくように消えた…

残ったのはベッドに横たわる彼女の抜けた体のみ…
闇の中から誰かが笑っていた…


暗い書斎室の中弱弱しくついたランプの元にある机の本が…
…パラパラパラ…パタン…
ボッ
例のハートに火がつき燃え尽きてしまった。誰かの足元に真っ黒のハートが落ちて誰かが拾った。
「どうやら彼女は約束を破ってしまったようです…その後彼女の魂を救ってくれる人が現れるのでしょうか…」
ボーンボーンボーン…
「柱時計が0時を示しました…それでは次に会える時まで御機嫌よう…」





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